【レポート】第29回「The Decipher」

第29回「The Decipher」を開催しました。

【議題】
・英文記事の検討
・切り口の分析
・ほかの情報との組み合わせ(例: 健康、歴史)

英文記事の検討

今回の主な記事。

本格的なナポリピッツァ(代表例: マルゲリータ)を食べられるレストランが(掲載当時)英国で増えていると肯定的にレポート。ナポリピッツァとは? 最大の特徴は、薄くて丸いフラットブレッド。「米国のピザはトッピングがすべて。対して、ナポリピッツァは生地が命」と論じています。

切り口の分析

The Economistは歴史と比較文化の視点でナポリピッツァ現象を分析。ピザの起源を新石器時代にまで遡ったり、語源を調べたり、米国とイタリアのピザを比べたり。前回の記事と比べたら今回は多面的。

ほかの情報との組み合わせ

  • 健康面にはほとんど触れていない。食べ方を間違えると、ピザは不健康な食べ物になってしまうけど、ナポリピッツァにそんな心配は無用? ピザがジャンクフードのレッテルを貼られてしまった歴史的背景と米国の食品産業の影響は?
  • 日本におけるピザの受容と発展は? 戦後に高級料理として日本デビュー。多様化を経て、1990年代後半から「本当の」ナポリピッツァが拡大。ナポリピッツァの普及は東京のほうがロンドンより早かった?
  • ちなみに、ピザは日本のお好み焼きにも影響を与え、お好み焼きは「Japanese Pizza」として外国で知られるようになる。

【参考】