🔒#3|「生粋の9番」は何と言う? ハリー・ケインから学ぶ最新サッカー英語

イングランド代表キャプテンを務める世界屈指のストライカー、ハリー・ケイン。リーダーの品格とオーラが漂う彼の言葉には、プレースタイルや戦術、心理状態などを表現する生きた英語が満載です。今回はワールドカップ準々決勝・ノルウェー戦を前に記者会見で話した内容から最新のフットボール英語を学びましょう。

Footy English Playbookの目的と構成

このコンテンツは、海外のサッカーファンと英語でコミュニケーションを楽しむための実践的なプレイブック(戦略集)です。毎回、以下の4つのステップで「自分の言葉で語る力」をサポートします。有料版では、より深い解説・実践・練習素材をお届け。海外のサッカーファンや関係者と自信を持って英語で意見を交わすためのキーワード・文脈・ダイアログを手に入れよう!

  1. Input: 海外の記事や動画を参考にした英文を読みます。
  2. Analysis: キーワードやコンテクストなどを整理し、英文解釈を通して理解を深めます。
  3. Dialogue: スタジアムやパブ、SNSなどを想定し、会話の型を学びます。
  4. Recap: ポイントを振り返ります。

1. Input

まずは、ハリー・ケインが記者会見で実際に語った発言から5つのパートを抽出してインプットしましょう。

“England on Playing Norway | Thomas Tuchel And Harry Kane Take Questions” by FIFA on YouTube

1. ノルウェー代表の勢いとイングランドの現状について

…tough game against a really good team… riding this wave of freedom, but from our point of view, we need to be at our very best… yeah, we come off the back of a really good win, but still room for improvement…

(本当に優れたチームとの厳しい試合になります。いまの彼らは恐れるものは何もない』という感じで勢いに乗っていますが、私たちはベストを尽くさなければなりません。我々は本当に良い流れでこの試合に臨んでいますが、それでもまだ改善の余地はあります)

2. ハーランド選手(ノルウェー代表)との比較

…I see myself as a different player… but also can play as maybe the out and out nine……

(私は自分を違うタイプの選手だと思っていますが、必要であれば典型的な9番としてもプレーできますよ)

3. 優勝へのプレッシャー

…obviously got an expectation because of what we’ve done… which is yeah, part and parcel of being a big nation.

(これまでの実績のおかげで期待してもらっていますが、それはフットボールの強豪国である以上、避けて通れないことです)

4. チームについて

…we have great players around us who make us tick

(我々にはチームを機能させてくれる素晴らしい選手たちが揃っています)

5. 大舞台での経験

…I think coming off the back of, you know, two major finals in the last three tournaments… I think a lot of these players have played in big games in big moments…

(過去3つの主要大会のうち2つで決勝に進出した実績(※)を経て、多くの選手が大きな舞台、大きな局面を経験してきました)

※UEFA EURO 2020と2024(ともに準優勝)。なお、ワールドカップでは2018年ロシア大会がベスト4、2022年のカタール大会はベスト8。

2. Analysis

ハリー・ケインが使用した、5つのキーフレーズを解剖します。現代サッカーにおいて、これらは戦術理解やチームの心理描写に不可欠な、実践的で洗練された英語表現です。また、“生きた英語”をチャンクで身につけることで、会話の流暢さと応用力を大きく高めてくれます。ビジネスや日常会話にも活用でき、状況や心理、役割を鮮明に表現できるのが魅力です。

1. come off the back of

なぜ重要?

チームや選手の「調子」や「勢い」を説明する際の定番表現。直近の勝敗やパフォーマンスに言及する時に不可欠です。直前の出来事や結果を受けて何かが起こる状況を表現できる、非常に応用範囲の広いイディオムです。サッカーに限らず、ビジネスや日常会話でも自然に使えるため、表現力を高めるのに役立ちます。

意味

(試合・結果)の直後である、〜の余勢を駆って、〜の流れから

語用

直近の試合の結果や流れの直後を表す超高頻度チャンク。ケイン選手は、勝利直後の勢いと過去数大会の好成績の流れの両方で使っています。

文法

「come off」は「〜から出てくる」「〜の結果として起こる」という意味の句動詞。「the back of」は直訳で「〜の背後」ですが、「the back of [名詞]」の形で「〜の直後」や「〜に続いて」という意味で使われます。come off the back of + 名詞/出来事 で「〜の直後にある」「〜の流れを受けている」という意味になります。

2. an out-and-out of nine (9)

ウォーミングアップはここまで。

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